gSPMatrix.htm
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<HTML>
<HEAD>
<TITLE>HTML 文書</TITLE>
<META NAME="GENERATOR" CONTENT="Internet Assistant for Microsoft Word 2.0j">
</HEAD>
<BODY>
<P>
<A NAME="_Toc366998481"></A><B><FONT FACE="Arial">gSPMatrix(3P)
<BR>
</FONT></B>
<P>
<B>関数名<BR>
</B>
<P>
gSPMatrix, gsSPMatrix
<P>
→ マトリクスのロード、連結とスタックのプッシュ<BR>
<P>
<B>構文<BR>
</B>
<P>
#include "gbi.h"
<P>
/*
<P>
* 4x4 Matrix, Fixed point s15.16 format.
<P>
* First 8 words are integer portion of
<P>
* the 4x4 matrix. Last 8 words are the
<P>
* fraction portion of the 4x4 matrix.
<P>
*/
<P>
typedef long Mtx_t[4][4];
<P>
typedef {
<P>
Mtx_t m;
<P>
long long int force_structure_alignment;
<P>
} Mtx;
<P>
gSPMatrix(Gfx *gdl, Mtx *matrix, unsigned char param);
<P>
gsSPMatrix(Mtx *matrix, unsigned char param);<BR>
<P>
<B>パラメータ<BR>
</B>
<P>
<B>*gdl</B> グラフィクスディスプレイリストポインタ
<P>
<B>matrix</B> 4×4固定小数点マトリクス(フォーマットについては後述の注意を参照してく
ださい。)
<P>
<B>param</B> マトリクスコマンドへのパラメータ。これはG_MTX_PROJECTION,
<P>
G_MTX_MODELVIEW, G_MTX_MUL, G_MTX_LOAD, G_MTX_NOPUSHを含んで
<P>
います。<BR>
<P>
<B>説明<BR>
</B>
<P>
<b>gSPMatrix</b>はディスプレイリスト中にマトリクスオペレーションを挿入します。パラメータによってあなたはどのマトリクススタック(projection
or modelview)を使用するか、どこにロードあるいは連結するのか、またマトリクススタックをプッシュするかどうかなどを決めることができます。これらのパラメータはビットORされ、以下に示すそれぞれのフィールドを意味します。
<BR>
<P>
<B> G_MTX_PROJECTION, G_MTX_MODELVIEW</B>
<P>
それぞれprojectionまたはmodelviewマトリクスを実行するマトリクスオペレ
ーションです。
<P>
<B>G_MTX_MUL</B>
<P>
マトリクススタックのトップにマトリクスmを連結します。
<P>
<B>G_MTX_LOAD</B>
<P>
マトリクススタックのトップにマトリクスmをロードします。
<P>
<B>G_MTX_NOPUSH</B>
<P>
マトリクスオペレーションより先にマトリクススタックをプッシュしません。
<P>
<B>G_MTX_PUSH</B>
<P>
マトリクスオペレーションより先にマトリクススタックをプッシュします。
<BR>
<P>
<B>マトリクスフォーマット<BR>
</B>
<P>
RSPジオメトリエンジンのために最適化されたので、固定小数点マトリクスのフォーマットはアプリケーションプログラマにとって若干扱いにくくなったかもしれません。この通常のフォーマットはグラフィクスユーティリティライブラリで隠されており、通常はアプリケーションプログラマーには公開されていません。しかしいくつかのケースの場合(固定マトリクスの宣言や直接的な要素の操作)、フォーマットを理解することが必要です。
<BR>
<P>
マトリックス要素の整数と少数の構成要素は分けられます。最初の8word(16 shorts)が16ビットの整数要素を持ち、次の8word(16 shorts)が16bitの少数要素を持ちます。Mtxタイプがlong [4][4]配列として宣言されることは少し紛らわしいです。
<BR>
<P>
例として、スタティックなアイデンティティマトリクスを宣言すると、コードは以下のように見えます。
<BR>
<P>
#include "gbi.h"
<P>
static Mtx ident =
<P>
{
<P>
/* integer portion: */
<P>
0x00010000, 0x00000000,
<P>
0x00000001, 0x00000000,
<P>
0x00000000, 0x00010000,
<P>
0x00000000, 0x00000001,
<P>
/* fractional portion: */
<P>
0x00000000, 0x00000000,
<P>
0x00000000, 0x00000000,
<P>
0x00000000, 0x00000000,
<P>
0x00000000, 0x00000000,
<P>
};<BR>
<P>
(10.5, 20.5, 30.5)になるマトリクスの要素トランスレーションの効果で、コードは次のように見えるでしょう。
<BR>
<P>
#include "gbi.h"
<P>
mat.m[1][2] = (10 << 16) | (20);
<P>
mat.m[1][3] = (30 << 16) | (1);
<P>
mat.m[3][2] = (0x8000 << 16) | (0x8000);
<P>
mat.m[3][3] = (0x8000 << 16) | (0);<BR>
<P>
<B>注意<BR>
</B>
<P>
RSPジオメトリエンジン内でのマトリクスの連結は32bitの整数演算を行います。32bit×32bit演算の結果は64ビット値になります。64bitの結果の中間の32bitのみが新しいマトリクスに残ります。それ故に、マトリクスの連結を行ったとき、固定小数点の数値によるエラー結果を理解するべきです。
<BR>
<P>
たとえば、最高の精度を保持するためには、数値の範囲は類似していなければなりません。大きなスケールとトランスレートパラメータは変換精度を減少させることができます。
rotationとprojection matriciesがかなりの少数精度のbitを必要とするので、それらの一部はもしそれが大きな整数値に対してかけられるならば捨てられるかもしれません。
<BR>
<P>
異なる例として、それぞれの連結はそれぞれのマトリクス項のLSB周辺の結果になります。これはそれぞれの連結がマトリクスにエラーの1/2LSBをつぎ込むことを意味します。
<BR>
<P>
完全な精度を保つ方法として、プロセッサー上で浮動小数点でマトリックスを連結し、そして
RSP にその結果をロードするだけという方法があります。<BR>
<P>
<B>パフォーマンス<BR>
</B>
<P>
それぞれのG_MTX_MODELVIEWマトリクスオペレーションは、たとえあなたがG_MTX_LOADを指定したとしても絶対的なマトリクスの乗算を持っています。これは変換を行っている間1つのマトリクスを使用するための頂点変換のために必要なview(M)マトリクスとprojecion(P)マトリクスの結合されたモデルです。
<BR>
<P>
最適化は、CPU上でモデリングマトリクスの結合を行うために、プロジェクションスタック上にviewing(V)マトリクスとprojectionマトリクスを置きます。この場合、あなたはモデリングマトリクスをロードする度に、1つのMxVPマトリクス結合を受けます。さらに、アプリケーションはモデリングマトリクス結合のための安易なプログラミング方法に関するより多くの情報を持っています。たとえば、あなたが移動と1つのアクシズローテーションを結合させたいと思う場合などです。あなたは結果マトリクスの正確な登録に係数だけを置くことができます。
<BR>
<P>
<B>参照<BR>
</B>
<P>
<a href="../gsp/gSPPopMatrix.htm">gSPPopMatrix(3P)</a>, <a href="../gsp/gSPPerspNormalize.htm">gSPPerspNormalize(3P)</a>, <a href="../gsp/gSPInsertMatrix.htm">gSPInsertMatrix(3P)</a>, <a href="../gsp/gSPForceMatrix.htm">gSPForceMatrix(3P)</a><BR>
<BR>
</BODY>
</HTML>