osDestroyThread.htm 2.85 KB
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<TITLE>HTML 文書</TITLE>

<META NAME="GENERATOR" CONTENT="Internet Assistant for Microsoft Word 2.0j">
</HEAD>

<BODY>

<P>
<B><FONT FACE="Arial">osDestroyThread(3P) <BR>
</FONT></B>
<P>
<B>関数名<BR>
</B>
<P>
osCreateThread, osDestroyThread
<P>
→ スケジュール可能なオブジェクトの登録と抹消<BR>

<P>
<B>構文<BR>
</B>
<P>
#include &lt;ultra64.h&gt;
<P>
void osCreateThread(OSThread *t, OSId id, void(*entry)(void
*)),void *arg, void *sp, 
<P>
OSPri pri);
<P>
<B>void osDestroyThread(OSThread *t);<BR>
</B>
<P>
<B>説明<BR>
</B>
<P>
スレッドはUltra64オペレーティングシステムの基本的でスケジュール可能なユニットです。OsThreadデータストラクチャはスレッドの状況をストアし、スレッド操作ルーチンで参照することのできるスレッドによってあたかもハンドルのように振る舞います。
<BR>

<P>
osCreateThreadルーチンは与えられたスレッドtを初期化し、そしてそれがUltra64デバッガ<A HREF="../tool/gvd.htm">gvd</A>(1P)に認識されるようにアクティブな待ち行列上に置きます。スレッドは停止状態にイニシャライズされ、スレッドはいつかは<A HREF="osStartThread.htm">osStartThread</A>(3P)ルーチンで実行待ち行列に置かれることとなります。idパラメータはアプリケーションによってスレッドに割り当てられ、スレッドストラクチャアドレスよりも便利なスレッドへのハンドルを供給するためにデバッガユーザインターフェイスにより単独に使用されます。entryによる指定の手続きはスレッドがスターとされたときにジャンプされ、この手続きは1つの引数argにパスされます。同様にスタックはspにイニシャライズされます。注意として、スタックはMIPSコンパイラツールとともに(スモールアドレスの方へ)次第に遅れていきます。メモリ領域はOS_MIN_STACKSIZEバイトの最小サイズであるスタックに配置されます。スタックの最大サイズは深さプラス16をコールする手続きの最大のスタックフレームサイズの和でなければなりません。スタックは通常64bitバウンダリでなければならなく、そのためそれらはlong
long型で宣言されるべきです。<A HREF="../tool/stacktool.htm">stacktool</A>(1P)プログラムはスレッドサイズを計算するときに非常に便利です。pri引数はOS_PRIORITY_IDLE(0)からOS_PRIORITY_APPMAX(127)のデバッグ不可能な優先順位に指定されます。
<BR>

<P>
<B>osDestroyThread</B>ルーチンはスレッドが存在している他の待ち行列と同様にアクティブな待ち行列から与えられたスレッドtを動かします。特に、スレッドが実行中の待ち行列にあるときはそれはそれ以上実行できなくなり、メッセージ待ち行列上にブロックされている場合はそれ以上メッセージを送ることも受けることもありません。もし引数がNULLならば、ディスパッチャはコールされ、呼出中(実行中)のスレッドは実行待ち行列に返されません。もし破壊されたスレッドが常に実行待ち行列上に戻ってくれば、思いがけない結果が起こるでしょう。
<BR>

<P>
<B>参照<BR>
</B>
<P>
<A HREF="osGetThreadId.htm">osGetThreadId</A>(3P), <A HREF="osGetThreadPri.htm">osGetThreadPri</A>(3P),

<P>
<A HREF="osStartThread.htm">osStartThread</A>(3P), <A HREF="osStopThread.htm">osStopThread</A>(3P),

<P>
<A HREF="osYieldThread.htm">osYieldThread</A>(3P)<BR>

</BODY>

</HTML>