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<TITLE>HTML 文書</TITLE>

<META NAME="GENERATOR" CONTENT="Internet Assistant for Microsoft Word 2.03j">
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2/24 リリース RELEASE NOTES
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概要:
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今回の Ultra 64 のリリース(RCP 2.0 用バージョン2.0H) は、2.0G
以降にリリースされた様々のパッチを含んでいます。<BR>
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2.0Cリリースにおいて説明した、R4300 CPUの乗算の不具合に注意してください。この不具合を解消するには、IRIX5.3に含まれているパッチをインストールする必要があります。簡単な説明を後述の付録Aで行っています;より詳しいパッチインストール指示は、そのパッチに添付されるリリースノートで説明しています(このパッチはこのテープにも含まれています)。
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IRIX 6.2(Indy) および6.3(O2)への対応は、2.0Hのパッチとして2月末にリリースされる予定です。逆に、このパッチをインストールするためには、2.0Hをインストールしておくことが必要です。なおこれにともなって、前回のリリース以前にありました、「資料B:
IRIX6.2マシンにN64開発環境をインストールし、構築する手順」は除去されました。
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今回のリリースよりHTMLで供給されるman pageには便宜上64DD関連の関数が含まれていますが、これらを使用するには、64dd.devをインストールする必要があります。
ご注意下さい。<BR>
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コンフィギュレーション
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下記のシステムでの使用が可能です。
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<LI>Indy + IRIX5.3 + 開発ボード
<LI>Indy + IRIX5.3 + SGI版Partner
<LI>Indy + IRIX6.2 + 開発ボード
<LI>Indy + IRIX6.2 + SGI版Partner
<LI>O2 + IRIX6.3 + SGI版Partner
</OL>
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ただし、3., 4., 5.に関しては、後にリリースされる6.Xパッチをインストールしないと利用できません。
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64DDの開発には、SGI版Partner(2., 4., 5.)と64dd.devのインストールが必要です。
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新しい機能:
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新マイクロコード F3DEX を入れました。機能、使用法については/usr/src/PR/doc/graphics.F3DEX
にあるドキュメントを参照してください。これは 2.0g に対するパッチとして配布していた
F3DEXマイクロコードの Release 1.21 と同じものです.<BR>
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新しいデモソフト:
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nnsample1
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NTSC(Nintendo Technical Support Center)製スケジューラを用いたサンプルです。NTSC製スケジューラのソースも添付しましたので、開発者はこのソースと
SGI製スケジューラのソースをよく理解の上、各ゲームに応じた最適なスケジューラを作成されることをおすすめします。詳しくは添付ドキュメントをご覧下さい。
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nnsample2
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F3DEX マイクロコードのダイレクトロードおよび LOD(Level Of Detail)
に関するサンプルです。詳しくは添付ドキュメントをご覧下さい。<BR>
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motortest
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振動パックのサンプルです。<BR>
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変更されたデモソフト:
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nosPak
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初期化時に、osPfsInit()ではなく、新規関数osPfsInitPak()およびosPfsRepairId()を使用するように変更しました。
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修正された問題点:
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AUDIO <BR>
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GRAPHICS 
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シザリングされた最初のスプライトを表示してしまうバグは修正されました。
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スプライトにおいて、パレットモードレジスタに不適切な値を入れたときのバグが修正されました。
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OS 
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sprintf に関するバグが修正されました。<BR>
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PALのテーブル値が修正されました。<BR>
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VIマネージャ起動前にosViClockを使用すると正しい値が得られないバグが修正されました。
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VIマネージャの初期設定に関するバグが修正されました。<BR>
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TOOL
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rgb2cのCIモードでアルファ値が抜けないバグが修正されました。<BR>
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拡張された機能:
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AUDIO<BR>
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GRAPHICS
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スプライト構造体をいくつかに分割しました(スプライト成分を、スプライトの位置やスケールから分離しました)。
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OS
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コントローラパック関数osPfsInitPak(),osPfsRepairId()が追加されました。
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振動パック関数osMotorInit(),osMotorStart(),osMotorStop()が追加されました。
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HostIOがPARTNER-N64(NW)に対応しました。<BR>
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今後サポートされない機能:
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Super3D は除去されました。<BR>
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Turbo3D はもう既にサポートされていません。今回のリリースでは残っていますが、次回(2.0I)では除去される予定です。
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注意点:
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O2(IRIX6.3)へのインストールについて
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詳細はIRIX6.3用makeromパッチのリリースでお知らせしますが、O2へ2.0Hをインストールしようとすると、exit
commandを実行するところでインストールがストップしてしまうことを前もってお伝えしておきます。これはexit
commandで開発ボード用のデバイスドライバをO2のカーネルに埋め込もうとして失敗しているために起こるトラブルなのですが、そのまま続行してくださって問題ありません。ご承知のとおりO2を用いた開発環境では開発ボードは使用しないので、デバイスドライバも必要ないからです。この不具合は、2.0Iで取り除かれる予定です。
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Partnerについて:
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pt.c, ptstart()
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以前のバージョンでpartnerを使用する際に必要でした、ptstart()関数はlibultra_d.a,
libultra.aでは必要なくなりました。
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サンプルソフト
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サンプルデモソフトをPartner用にコンパイルし、動作させるためには、下記の点に注意してください。
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<LI>rmonスレッドを取り除いて下さい。
<LI>boot()関数内にある、gloadからの引数を解析する部分を取り除いてください。
</OL>
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hostioの動作方法
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サンプルソフトhostioをコンパイルする前に、Makefileに以下の変更をしてください。
<OL>
<LI>LCDEFS = -DPTN64とする
<LI>host.cのコンパイルの部分にも、-DPTN64を加える
</OL>
<BLOCKQUOTE>
$(CC) -o host -DPTN64 \
</BLOCKQUOTE>
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実行するときは、以下のようにしてください。
<OL>
<LI>ptn64でパートナーを立ち上げておく。
<LI>別のシェルウィンドウで、hostを実行する。
</OL>
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ドキュメント:
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ドキュメント類は情報の追加と整理を行っています。<BR>
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警告:
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グラフィックス:
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オーディオ:
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OS:
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デモ:
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simpleデモのlibultra.a版(/usr/src/PR/simple/simple)において、音が途切れるバグがあります。
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ツール:
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rgb2cでCIの4bitsモードで出力すると、出力がおかしくなる場合があります。
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デバッガ:
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資料A
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以前のリリースから認識しておく必要のあった重要な注意:
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アプリケーション'spin'を実行するためには‘sgitcl’が必要です。このツールはIRIX5.3のディストリビューションCDに含まれていますが、便宜上このリリースにも含められています。あなたがNINTENDO64ソフトウェア開発環境をデフォルトのまま、インストールする時にはインストールされません。
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システムにはIRIXパッチpatchSG0001118をインストールする必要があります。このパッチは、R4300問題を回避するために、あなたのCコンパイラとアセンブラをフィックスするものです。このパッチは便宜上このリリースにも入っています。NINTENDO64ソフトウェア開発環境をデフォルトでインストールした場合にはこれはインストールされません。インストール指示の詳細はpatch1118/patchSG0001118/relnotes/ch1.zを見てください。
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注:インストールする際にはこのパッチを選択する必要があります。‘inst’のデフォルトインストールではパッチはインストールされません。ですから、このパッチがインストールされるよう明示的に示さなければなりません。(より詳しい情報はinstのオンラインマニュアルにあります。)
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