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        ディスク ID とマスターデータ作成ツールの変更


1. ディスク ID の変更について

        ・ディスク ID のディスク用途 が ディスク用途 と RAMエリア用途 に
        分割されました。各データのフォーマットは以下の通りです。この表は 
        「NINTENDO64 プログラミングマニュアル」 の 「第6章 ディスク ID」 
        の最初のページに記載されている表に対応しています。

 | オフセット | 内容          | データ形式 | 解説
 |------------------------------------------------------------------------
 |   +6       | RAMエリア用途 | バイナリ   | 0:汎用
 |            |               |            | 1:任天堂推奨ファイルシステム
 |   +7       | ディスク用途  | BCD        | 0:ゲームディスク
 |------------------------------------------------------------------------

        これに伴いディスク ID 構造体 LEODiskID は以下のように変更されま
        した。

        typedef struct
        {
          u8            gameName[4];
          u8            gameVersion;
          u8            diskNumber;
          u8            ramUsage;
          u8            diskUsage;
          LEOSerialNum  serialNumber;
          u8            company[2];
          u8            freeArea[6];
        } LEODiskID;


2. マスターデータ作成ツール n64mdisk の変更について
        
        マスターデータ作成ツール n64mdiskに以下の変更が加わりました。

        ・RAM エリア用途指定のため マスター作成コンフィグファイル に RAM
        USE が追加されました。

                ○RAM USE 
                ディスク用途を指定します(16進数2桁以内) 。0の場合は汎用
                を、1の場合は任天堂推奨ファイルシステムの使用を表します。

                        (例) RAM USE 0x0

                ○DISK USE 
                ディスク用途を指定します(10進数2桁以内) 。通常のゲームディ
                スクでは0を指定ください。

                        (例) DISK USE 0

        ・cfgファイルに空行があった場合に発生していたエラーが修正されま
        した。

        ・ファイル終端で改行コードが無かった場合にfree areaが0になるエラー
        が修正されました。

        ・バージョンは1.06になりました。