osWriteBackDCacheAll.htm
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<HTML>
<HEAD>
<TITLE>HTML 文書</TITLE>
<META NAME="GENERATOR" CONTENT="Internet Assistant for Microsoft Word 2.0j">
</HEAD>
<BODY>
<P>
<B><FONT FACE="Arial">osWritebackDCacheAll(3P) <BR>
</FONT></B>
<P>
<B>関数名<BR>
</B>
<P>
osWritebackDCache, osWritebackDCacheAll
<P>
→ 物理メモリへのCPUデータキャッシュラインのライトバック
<BR>
<P>
<B>構文<BR>
</B>
<P>
#include <ultra64.h>
<P>
void osWritebackDCache(void *vaddr, s32 nbytes);
<P>
void osWritebackDCacheAll(void); <BR>
<P>
<B>説明<BR>
</B>
<P>
MIPS R4300 CPUは8Kbyteのダイレクトマップデータキャッシュを16byteのラインサイズで実行します。このキャッシュは、ライトバック方式を採用しています。つまり、データのストアは通常キャッシュにのみ行われ、キャッシュミスが発生したときに初めてメモリにキャッシュの内容を書き戻す操作を行います。ですから、キャッシュの内容と物理メモリの内容が常に一致しているとは限りません。そのために、メモリの内容を書き換えたり使用する場合は、明示的にデータキャッシュ内容をメモリ上に書き戻してやらなければなりません。osWritebackDCacheコールは[vaddr,
vaddr + nbytes)の範囲に含んだすべてのデータキャッシュラインをライトバックします。引数のアドレスvaddrはダイレクトマップかCPU
のTLBを経由したダイレクトマップのどちらかのCPU仮想アドレスでなければなりません。もしvaddrがキャッシュラインバウンダリにあわせられなければ、nbytesはキャッシュラインサイズの倍数ではなく、わずかに大きな範囲がメモリに書き戻されるかもしれません。
<BR>
<P>
<B>osWritebackDCacheAll</B>ルーチンは物理メモリに配置されたすべてのキャッシュをライトバックします。
<BR>
</FONT>
<P>
このルーチンはダイレクトメモリアクセス(DMA)デバイスが物理メモリロケーションをリードすることが必要であるような場合にもっとも共通的に使用されます。これらのメモリロケーションに関係しているの内容は一般的にキャッシュ内にストアされますので、メモリ内容はキャッシュ内容に比べて古くなっていますので、DMAオペレーションを実行するまえにキャッシュ内容をライトバックしなければなりません。
<BR>
<P>
<B>参照<BR>
</B>
<P>
<A HREF="osMapTLB.htm" >osMapTLB</A>(3P), <A HREF="osInvalDCache.htm" >osInvalDCache</A>(3P),
<A HREF="osInvallCache.htm" >osInvalICache(</A>3P)
<BR>
</FONT>
</BODY>
</HTML>