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08/04/99  OS2.0K RELEASE NOTES
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概要:
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          今回の NINTENDO64 OS2.0K のリリースは、前回のリリース以降に
        発見されたいくつかの不具合の修正と、OS に対する新たな機能の追
        加と改良を含んでいます。

          OS2.0Kの詳しい構成に関しては、/usr/src/PR/README.jp を参照し
        てください。
          各デモソフトの説明は /usr/src/PR/demos/README_DEMOS.jp を参
        照してください。
          また、インストール前には /usr/src/PR を全て消去またはバック
        アップしておくことをお勧めします。
        これにより、古いディレクトリと新しくインストールされたディレク
        トリが混在し、分かりにくくなることを事前に防ぐことができます。

          /usr/src/PR/demos/README_DEMOS.jp および、/usr/src/PR/demos/
        の下のいくつかのサンプルプログラムのディレクトリにある README 
        内に、"gload" を実行する、というような記述がありますが、これは
        Indy + 開発ボード の開発環境におけるプログラムの実行方法です。
        PARTNER 開発環境、及び、Monegi Smart Pack 開発環境、IS 開発環
        境を使用されている方は、各々に付属のマニュアルにおけるプログラ
        ムの実行方法にしたがって実行してくださるようお願いします。


新しい機能:
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    OS

          osInitialize 関数をマクロ化し、デバッグライブラリ利用時の開
        発機材の機種依存部分を切り離しました。
          PARTNER-N64,Monegi Smart Pack-A,IS-Viewer for debugger ,
        Emulation board の開発機材を問わず、osInitialize() 関数の初期
        化後は osSyncPrintf や、デバッグ版のライブラリを利用した場合
        の osError によるデバッグ表示を利用することができます。
          osInitialize 中で、開発機材の自動判別を行いますが、この機能
        を利用したくない場合には、PTN64,MSP64,ISV64,EMU64 (前述順)の
        各定数を定義することにより、強制的にその機種用の初期化ルーチン
        を呼び出すプログラムを生成できます。
          リリース用のライブラリをリンクする場合には _FINALROM という
        定数を定義して make を行ってください。機種依存の初期化を行わ
        ずに、NINTENDO64の初期化のみを行うプログラムを生成します。
          動作の詳細については、os_host.h の定義を参照してください。
          IS-VIEWER64 および IS-VIEWER64 for Debugger でご利用の場合は
        最新の osInitialize に対応したソフトウェアが必要となりますので
        http://intsys.co.jp/tool/isv/ よりダウンロードして下さい。

          各スレッドの実行時間を計測するスレッドプロファイラ API を追
        加しました。

新しいサンプルプログラム:
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    spritemonkeyEX
      
      スプライトマイクロコード S2DEX2 を利用したサンプルです。
      現状の S2DEX2 マイクロコードでは 32bit のテクスチャーの利用時に
      正常に表示されない仕様となっているため、該当するモードに関して
      はエミュレーション関数 guS2DEmuBgRect1Cyc() を利用して表示してい
      ます。

    threadmonkey

      スレッドプロファイラ API の利用方法を示したサンプルです。
      プログラムの中身は blockmonkey と全く同じものですが、 block.c の
      一部を書き換えて、プロファイル結果をデバッグプリントとして出力す
      る機能を追加したものです。

変更されたサンプルプログラム:
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    サンプルプログラム全般

      環境変数 NOMAKEMASK が定義されている場合には、 make FINAL= の場合
    に makemask を実行しないように Makefile を変更しました。
      CodeWarrior とのソース共通化のため、いくつかの変数名、関数名を変
    更しました。また、明示的なバッファのアライメント指定を追加しました。

    gbpak

      コントローラの読み込み終了をメッセージ待ちしてから、次の処理を行
    うように変更しました。

    playseq.naudio

      MAX_VOICES の定義値を 24 から 32 に変更しました。

変更された機能:
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    mgu (高速版 gu 関数)

         gu 関数のうち比較的利用頻度の高い関数についてプログラムの最
       適化を行い、実行速度の高速化を行ったものと入れ替えました。

    osInitialize()

         マクロ化され、デバッガの機種依存に関する処理を厳密に行うよう
       に変更されました。

    gbi.h

         gsSPLoadGeometryMode , gsDPSetConvert マクロのバグを修正しま
       した。 Gfx 関連で {} の不足による gcc の警告が出ないように修正
       しました。

    os_convert.h

         CodeWarrior 利用時に OS_K0_TO_PHYSICAL マクロが正常動作する
       よう修正しました。

    os_debug.h

         スレッドプロファイラ関連の API 定義を追加しました。

    os_host.h

         osInitialize() をマクロ化し、機種依存部分を切り分けたものに
       対応しました。

    os_internal_reg.h

         __osGetWatchLoと__osSetWatchLoの定義を追加しました。

    os_thread.h

         スレッドプロファイラ関連の構造体定義などを追加しました。

    rcp.h

         DEVICE_TYPE の 8-14 を reserve に変更しました。

修正された問題点:
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    OS

    osGbpakReadWrite()

       size に 0 を渡した場合に、不定値を返すことがある不具合を修正
     しました。

    osGBpakReadId()

       ROM 内登録データが正しく読めない場合がある不具合を修正しました。

    guS2DEmuBgRect1Cyc()

       32bit のテクスチャが正常に扱えない不具合を修正しました。

    osSetTimer()

       短い間隔でタイマーをかける場合、レジスタにセットする前にカウン
     タが過ぎてしまうことがあるため、タイマーは最低 10us でセットされ
     るように変更しました。

    assert()

       libgultra.a を利用している場合にも使用できるように変更しました。

拡張された機能:
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      AUDIO

      GRAPHICS

      OS

      64DD

今後サポートされないサンプルプログラム:
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       下記のサンプルプログラムは、/PR/demos_old/ に移動しました。

        nnsample1
        nnsample2

今後サポートされない機能:
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注意点:
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ドキュメント:
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警告:
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グラフィックス:
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オーディオ:
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OS:
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デモ:
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ツール:
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デバッガ:
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付録A
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